病的な耳鳴り
自覚的耳鳴
患者自身しか聞こえず、他人には感じられない。
他覚的耳鳴
患者の体内の音が聴診器などで他人にも確認できる。
病的でない耳鳴り
生理的耳鳴り
特定の状況で聞こえる一時的な音。
働く女性がストレスによって耳鳴りを発症するケースは近年増加の一途をたどっています。背景には精神的なストレスが耳鳴りの主要な原因の一つとなっていることがあります。この現象は、複数のメカニズムによって説明されます。まず、ストレスは自律神経系に影響を及ぼすため、交感神経の働きを活性化させ、副交感神経の働きを鈍化させる事があります。これが血圧の上昇や血流の変化につながり、内耳の血流に制約が生じて耳鳴りを引き起こす可能性があります。さらに、ストレスが高まると筋肉が緊張し、特に顎関節や首の筋肉の緊張が耳鳴りの原因になることがあります。
リカバリー鍼灸院では自律神経を整えるアプローチ、症状への直接的なアプローチを組み合わせて行います。
静かな部屋で数秒の耳鳴りがする事があります。これは何ですか?
防音室内耳鳴に関する報告によれば、防音室の中でも正常な人の94%の人が耳鳴りを感じると言われています。このことから、人間は実際には耳鳴りを経験しているが、通常は周囲の雑音にかき消されて聴こえない可能性があるとされています。また、極めて短い時間、たとえば数秒の耳鳴りは、正常な人でも多くの人が感じている可能性があります。
耳鳴りが気になって夜眠れません。どうすればいいでしょうか?
夜寝る前に波や滝など、自然の音をCDやスマートフォンで流すことで、耳鳴りを気にせずに入眠できる方法があります。同様に補聴器を使って聴覚を補完することで、必要以上の脳の興奮状態(加齢等によって難聴気味になると何かしらの音を脳が聞き取ろうとして、本来聞こえないはずの音が聞こえる事があります。)を和らげ、耳鳴りの症状を軽減するのに役立ちます。
耳鳴りが悪化したら難聴になりますか?
自覚的耳鳴(自分だけに聞こえる耳鳴り)は、さまざまな原因によって引き起こされる症状で、以下の要因が考えられます。
耳の問題
体の他の部分からの影響
その他の要因
自覚的耳鳴は個人差があり、診断や治療が困難な場合もあるため、耳鳴りが持続する場合は、注意深く観察する必要があります。ご相談下さい。
監修者
リカバリー鍼灸院 長泉三島院
院長 島村 卓也
スポーツトレーナー科と鍼灸学科を卒業後、国家資格を取得し、りかばりープランナー(現:株式会社FSR)に入社。2009年リカバリー鍼灸院院長に就任し、2021年リカバリー鍼灸院 長泉三島院開院。トレーナーとしても活躍している。
保有資格
鍼灸師、NSCAパーソナルトレーナー、健康運動実践指導師