ホットフラッシュ

「ホットフラッシュ」とは、自律神経障害・更年期障害の代表的な症状の一つで、上半身ののぼせ、ほてり、発汗などが急に起こる現象です。これは更年期世代の女性によく見られる悩みで、顔が熱くなり、汗が止まらなくなることが特徴です。

ホットフラッシュの原因

この症状の原因は、女性ホルモンの分泌が急激に減少し、そのバランスが崩れることに起因します。女性ホルモンは、卵巣から分泌されていますが、卵巣に指令を出すのは脳の視床下部と下垂体です。更年期になると、脳がホルモンの分泌を促そうとしても、卵巣からの応答がなくなり、脳は混乱します。視床下部は自律神経を制御する役割も担っており、ホルモンバランスの乱れが自律神経の調節にも影響を及ぼすため、ホットフラッシュが発生します。具体的には、自律神経が正常に機能しないため、血管の収縮と拡張の調整が妨げられ、上半身ののぼせや発汗が生じるのです。このホットフラッシュは自分の意思や、温度感覚とは関係なく起こるものなので、精神的なストレスも多く、非常に多くの女性の悩みの原因にもなっています。

ホットフラッシュに対する施術

リカバリー鍼灸院では自律神経を整えるアプローチ、症状への直接的なアプローチを組み合わせて行います。

ホットフラッシュに関するよくある質問

question

ホットフラッシュは寝ている時にも起きますか?

answer

寝汗(発汗)も「ホットフラッシュ」も、血管運動神経症状の1つで、更年期の代表的な症状です。ホットフラッシュは実際には昼間だけではなく、夜間も同じように起こるため、睡眠時にほてりや発汗が起こります。就寝中に起こった場合、何度も目覚めてしまい、ひどい場合は睡眠障害となるおそれもあります。

question

ホットフラッシュとはどんな症状?

answer

症状としては、2-4分間持続する熱感および発汗を自覚し、血圧変動はないまま脈拍が増加します。さらに、めまいや吐き気、頭重感を伴い、顔面から始まり、全身に広がります。 長いと、1時間程度症状が持続することもあります。

question

ホットフラッシュを軽くする方法は?

answer

通気性の良い衣類を着るようにし、涼しい部屋で休みましょう。また、ストレスや辛いものなどの刺激物も避けましょう。自覚した時には、深い腹式呼吸を行い、リラックスし、ウェットティッシュなどで首筋を冷やすとよいです。