目の疲れ

働く女性を悩ませる不定愁訴の症状の一つに目の疲れがあります。この問題は現代社会において見過ごせないものとなっています。

目の疲れの原因

目の疲れの主な要因の一つは、長時間にわたるデジタルデバイスの使用であり、パソコンやスマートフォンを日常的に使用することが一般化してきた現代において避けられない現象です。この長時間の画面操作による目への負担が、目の疲れにつながります。長時間デバイスを使用すると目の筋肉が過度に緊張し、疲れが蓄積されます。パソコンの明るさや画面の輝度、文字の大きさなどが不適切な場合も目の負担が増大させ、またデバイスから発せられるブルーライトも目の疲れを増加させる原因となります。さらに、長時間の仕事や読書、デザイン作業などによる集中作業は、目を酷使することになるので、疲労感をもたらします。

目の疲れの症状

典型的な症状には、目の疲れ感、かすみ目、目の乾燥、頭痛、強い光に敏感な感覚、まぶたの痙攣などが含まれます。これらの症状は、日常生活に支障をきたすこともあります。症状を悪化させないためには定期的な休憩を取り、適切な照明と画面設定を調整することが重要です。さらに、ブルーライトカットメガネの使用する事も目への負担を軽減する事につながります。目の疲れは「目」の症状だけにとどまらず、そこから様々な症状を誘発する事も多いので、気を付けるべき疾患です。

目の疲れに対する施術

リカバリー鍼灸院では自律神経を整えるアプローチ、症状への直接的なアプローチを組み合わせて行います。

自律神経を整える鍼施術によるアプローチ

リカバリー鍼灸院では自律神経の乱れで悩む多くの患者様を健康状態に導いてきました。施術のポイント(ツボ)をまとめると以下のようになります。

脊柱の両脇のツボ刺激

脊柱の両脇には交感神経が通るパイプのようなものがあり、肺兪(はいゆ)、心兪(しんゆ)、督兪(とくゆ)、肝兪(かんゆ)、胆兪(たんゆ)、脾兪(ひゆ)など背中に点在するツボがあります。これらのツボを刺激することで、交感神経と副交感神経の拮抗作用のバランスを取り戻すことができます。(場合によってはツボ以外にも背骨の際を中心に筋肉の硬結部分を見つけ出し鍼を打っていきます。)

自律神経失調症の症状を改善するには自立神経が密集している背骨の際を中心にツボを決め、細やかなアプローチをしていきます。また患者様の健康と生活の質を向上させるために、鍼施術だけではなくリカバリー鍼灸院独自の骨格矯正を組み合わせる事で、さらに施術効果を高める事が期待できます。

目の疲れに対する直接的鍼施術によるアプローチ

リカバリー鍼灸院には目の疲れでお悩みの方も沢山いらっしゃいます。リカバリー鍼灸院での目の疲れに対する施術は筋肉の緊張緩和・血流循環改善・ストレス軽減を目的とした施術をおこなっています。根本的な原因として、首・肩・背中の筋肉の異常収縮があります。心臓から送り出された新鮮な血液が眼球まで届かずに、眼球自体が酸欠状態になっているため辛さを感じます。リカバリー鍼灸院で目の疲れに使用するツボは天柱(てんちゅう)、風池(ふうち)、完全(かんこつ)、肩井(けんせい)、肩外兪(けんがいゆ)です。これらのツボを使用して筋肉・筋膜と血液循環改善を目的とした施術をおこないます。また患者様の健康と生活の質を向上させるために、鍼施術だけではなくリカバリー鍼灸院独自の骨格矯正を組み合わせる事で、さらに施術効果を高める事が期待できます。

目の疲れに関するよくある質問

自律神経の不調は目の疲れに影響はありますか?

過労や睡眠不足、ストレスなどが長期間続くと自律神経の調整作用が崩れ、交感神経が緊張状態となり血管が収縮します。それにより目に栄養の富んだ血液が供給されにくくなります。そうなると老廃物が滞りやすくなり目の疲れを感じるようになります。

目に異常がないが目が疲れやすいです。

目は近くを見る時、または遠くを見る時に自律神経の作用により調整されています。また、目に関わる神経や組織に酸素や栄養を供給する血管も自律神経の作用により拡張・収縮し血流量が変化します。そのため、目そのものに異常がなくても自律神経の機能が落ちると目の疲れやすさに影響していることが考えられます。

目の疲れが長期間続いていますが、放っておいて大丈夫ですか？

自律神経の乱れからくる目の疲れは放っておくとなかなか改善する事はありません。逆に放っておくと「眼精疲労」(眼精疲労は目の疲れが起因して頭痛、めまい等を引き起こす症状です。)というものに繋がり、さらに皆様の生活の質を下げる事に繋がりかねません。眼精疲労で症状が深刻化した状態になる前に、しっかりと鍼施術で対策をしましょう。