顔面神経麻痺は通常、顔面の半分に起こり、その主な症状には「目を閉じることができない」「片方の口角が下垂する」「口から水が溢れる」などが挙げられます。このような症状に加え、「音が耳に響く」「味覚の低下・障害」「涙の分泌低下」なども見られます。これは耳の中や味覚、涙の分泌にも顔面神経が関わっているためです。この状態は年間10万人あたり50人程度に発症し、後遺症が残るケースが2割以上にも及ぶと言われています。
顔面神経麻痺
- 水を飲もうとすると口から溢れることがある
- 片方の口角が下がる
- 顔の動きに違和感がある
- まぶたが閉じにくくなる
- 口の動きが悪くなる
- 涙が出なくなった
顔面神経麻痺とは
特殊な顔面神経麻痺
子どもの顔面神経麻痺
先天性
原因としては出生時の高い体重、鉗子分娩、未熟児、帝王切開出産などによる外傷。そのほか、頭蓋顔面の異常がある症例が含まれます。
後天性
原因は成人と同様で、すべての子どもに発症する可能性があります。
両側性顔面神経麻痺
顔面神経麻痺の0.3~2%で両側に発症し、全身症状が出る可能性が高いです。両側性のうち35%がライム病、20%が特発性と言われています。原因にはパーキンソン病、多発性硬化症、仮性球麻痺・球麻痺が含まれます。
顔面神経麻痺に対する鍼施術によるアプローチ
リカバリー鍼灸院では、顔面神経麻痺に対するアプローチとして、麻痺が起こっている神経周辺に鍼を用い、電気をかけて神経の回復を促進します。同時に、表情筋の麻痺した部分にも刺激を与え、運動を促進させます。
使用するツボには翳風(えいふう)、下関(げかん)、陽白(ようはく)、太陽(たいよう)が含まれます。これらのツボを刺激することで、神経と筋肉に働きかけ回復を促進します。鍼施術は個々の症状や患者様の状態に合わせて施され、トータルなアプローチが行われます。
顔面神経麻痺の施術に対する患者様の声
普通に表情をつくれるようになりました。20代 男性 K.N様
お悩みの症状
顔面神経麻痺
今回の症状によって、日常生活でどんなことが不自由に感じましたか?具体的に教えてください。
顔面神経麻痺により顔の右半分が思うように動かなくなりました。職業柄、人と接する機会が多いので困っていました。
症状に変化を感じるまでにどのくらい通院しましたか?
3回
当院で施術を受けて症状はどうなりましたか?できるようになったことはありますか?
回数を重ねるごとに、少しずつ動きが出てきました。治療を受け続け、今では普通に表情をつくれるようになりました。
同じような症状でお悩みの方にメッセージをお願いします。
僕と同じ症状の場合、施術は早い方が回復も早いそうです。悩んでいる方は早めに相談してみはいかがですか?
※個人の感想であり、効果効能を保証するものではありません。