朝起きると背中が痛む背部痛の主な原因は運動不足や日常生活での姿勢の悪化により、姿勢を支える筋肉が弱くなり、背中の筋肉に過度な負担がかかることで硬直する事等が挙げられます。
他にも様々な原因があり、背骨の変形や損傷、神経の圧迫、内臓の不調、自律神経の乱れ等が考えられます。そのため、背部痛が出現する場合、まず筋肉・関節・骨格の歪みと同時に、内臓疾患からきている可能性もあるので特に背部痛に関しては、他の症状や過去の健康状態を詳細に把握する必要があります。
背中の痛みの原因
過剰な運動や無理な負担
運動や身体活動の過剰な負荷や無理な動作は、筋肉や靭帯、脊椎に負担をかけ、痛みを引き起こす可能性があります。特に、急激な運動や無理な持ち上げ、長時間の身体的活動などが原因となります。
長時間同じ姿勢や悪い姿勢
長時間同じ姿勢を続けることや、悪い姿勢でいることは、背中の筋肉に過度の負担をかけ、緊張や疲労を引き起こします。特に、デスクワークやパソコン作業など、長時間座り姿勢や同じ姿勢を続ける仕事をしている人によく見られます。
筋肉の緊張や疲労
筋肉の緊張や疲労は、様々な要因によって引き起こされます。これには、ストレス、不規則な生活習慣、不十分な休息、身体的な負荷などが含まれます。緊張や疲労が続くと、筋肉に痛みやこわばりを生じることがあります。
姿勢の乱れによる筋肉の不均衡
長期間にわたって悪い姿勢を続けると、筋肉のバランスが崩れ、特定の筋肉が弱まり、他の筋肉が過度に緊張して痛みを引き起こすことがあります。
内臓疾患
【右の背中が痛い】
| 肝臓疾患(肝炎・急性肝炎・肝がん） | ||
|---|---|---|
| 原因 | ウイルスや多量のアルコール摂取、薬の過剰摂取など | |
| その他の症状 | 発熱・食欲不振・吐気・嘔吐・腹痛・黄疸・浮腫・尿の濃染・皮下出血・腹部違和感 | |
| 胆のう疾患(胆石・胆のう炎・胆のうがん・胆肝がん) | ||
|---|---|---|
| 原因 | 胆石の原因は食べ過ぎ、脂肪分の過剰摂取、肥満、ストレス、不摂生などが挙げられます。 胆嚢炎は、胆嚢内に胆汁の流れを妨害する物質があり、細菌が繁殖することによって引き起こされると考えられています。 |
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| その他の症状 | 黄疸・吐気・嘔吐・尿の濃染・白い便が出る・下血・腹部から右脇腹にかけての激しい痛み | |
【左の背中が痛い】
| 胃疾患(胃潰瘍・胃炎・神経性胃炎) | ||
|---|---|---|
| 原因 | 暴飲暴食やストレス、内服薬の副作用などの刺激やアレルギー感染によって、以下のような症状が引き起こされる可能性があります。 | |
| その他の症状 | 胸やけ・胸や胃のむかつき・吐気・嘔吐・ゲップ・吐血・下血 | |
| 心疾患(狭心症・心筋梗塞) | ||
|---|---|---|
| 原因 | 加齢や不規則な生活習慣によって、冠状動脈の血管壁にコレステロールが蓄積し、血管内径が狭くなることがあります。これにより血液の流れが制限され、心臓への血液供給が不十分になる状態が狭心症です。血管の狭まりは、高血圧、糖尿病、高脂血症などによる動脈硬化が主な原因です。 心筋梗塞は、動脈硬化や血管内のプラークと呼ばれる脂肪の塊が破れ、それによって冠状動脈が血栓で閉塞することにより心臓への血液供給が途絶える状態を指します。 |
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| その他の症状 | 背中の左側~左下の痛み・動悸・息切れ・呼吸困難・不整脈・頭痛・吐気・嘔吐・顔面蒼白・冷や汗・除脈・血圧の低下 | |
| 膵臓疾患(膵炎・膵がん) | ||
|---|---|---|
| 原因 | 急性膵炎の原因はアルコールの摂取により脾臓に刺激が与えられ、膵液の分泌が盛んになり、脾臓に過度な負担がかかることす。また、胆石が膵管の出口にて膵液の流れを塞ぎ膵炎になる場合もあります。 | |
| その他の症状 | みぞおち~左脇腹上部にかけての痛み・黄疸・吐気・嘔吐・下痢・便秘 | |
【背中中央(中央背部痛)が痛い】
| 急性腎炎 | ||
|---|---|---|
| 原因 | 背中を叩いてみて、響くような痛みがある場合は、腎結石や腎炎の可能性が考えられます。腎結石は、腎臓内で結晶が形成され、尿路に沿って下行する過程で痛みを引き起こす状態です。 腎炎は、腎臓の炎症を指し、通常は細菌感染によるものです。 |
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