肋間神経痛は、胸や背中、脇腹に沿って走る痛みが特徴です。肋骨の間を走る神経が圧迫されたり炎症を起こしたりすることで生じます。原因はさまざまで、筋・筋膜の損傷や緊張、炎症、神経障害、神経周囲の炎症、血行障害、心理的ストレスなどが関与します。長期間放置すると、痛みだけでなくしびれや感覚異常を引き起こすことがあります。
肋間神経痛の原因
肋間神経痛の原因は大きく分けて3つに分類されます。
筋肉
筋肉が過度に緊張することで、肋骨周りの筋肉や筋膜が神経を圧迫し、痛みや炎症が生じます。「重たいものを持つ・運ぶことが多い」「同じ姿勢を長時間保つ」などが要因になります。また、筋力の低下や運動不足、ストレッチ不足も原因になります。
関節
姿勢の悪さや骨格の歪みが原因で肋骨や胸椎の関節に負担がかかり、神経を圧迫し痛みを引き起こします。また関節に付着する靭帯や筋肉が正しく使われなくなり、緊張や炎症のリスクが高まることもあります。
血流
筋緊張や姿勢の歪みによって血流が悪くなることで、筋肉に栄養が行き渡らず緊張が増します。血流が悪くなると自律神経の不調も引き起こし、痛みやしびれ、倦怠感などの症状が現れます。



