四十肩・五十肩

四十肩・五十肩とは

「肩関節周囲炎」といわれ、肩関節を構成する骨や軟骨、靭帯、関節包などが何らかの原因で炎症を起こし痛みが発生する疾患です。特に40~50代に発症しやすいことから「四十肩」「五十肩」と呼ばれ、痛みにより可動域制限が起こります。

以下の項目に当てはまると陽性所見となります。

  • 安静時痛(動かさなくても痛い)
  • 動作時痛(動かすと痛い)
  • 夜間痛(夜間・睡眠時の痛み)

四十肩・五十肩に対する鍼施術によるアプローチ

リカバリー鍼灸院でのアプローチは、鍼施術により拘縮した関節にアプローチをし、炎症を抑えることです。重度の炎症が見られる場合はアイシングや固定も検討されます。慢性期においては、可動域制限による筋肉の硬さを和らげるための鍼施術と、姿勢不良による歪んだ骨格を整え、可動域を拡大させる骨格調整が主なアプローチとなります。
施術に使用されるツボには肩髃(けんぐう)、肩井(けんせい)、中府(ちゅうふ)などがあり、これらのツボに対するアプローチにより、痛みの緩和や関節の可動域拡大が促進されます。