鍼と針どっちなの?
街中の鍼灸院の看板や鍼の事をネットで調べると「鍼」や「針」などと表記されている事はありませんか?もちろんどちらも間違ってはいませんが、「鍼」の方が本来の表現に近いです。あくまでもイメージですが「針」と言われると、縫い針やミシン針のような太い針をイメージしてしまいますよね。実際施術で使う鍼のサイズや太さは全く違うので安心して下さい。
実際どのくらい違うの?
太さが明確に違います!例えば注射等で使われる針の太さは0.4~1.6mm位で、鍼施術で使われる鍼は0.1~0.4mmくらいです。注射針は、身体の中に薬液を入れたり、血を抜き取るために針の中心部がストローの様に空洞になっているので必然的に太くなってしまいます。一方私たち鍼灸師が使用する鍼の中心部には空洞が無く、髪の毛ほどの細さです。また筋肉繊維の隙間を通り抜けるように先端は丸みを帯びた形になっており、痛みが非常に少ないのも特徴です。
気になる鍼の衛生面
ご安心ください。リカバリー鍼灸院で使用している鍼はディスポーザブル鍼と言って、一度滅菌パックされた物を開封したら、使用しても、していなくても、その鍼は破棄します。また鍼灸師は厚生労働省・保健所の管理下の元、消毒設備や換気設備の管理、鍼の管理・廃棄を確実に行い、安全に鍼施術が提供できる環境を整えております。
実際鍼は痛いの?
鍼施術を受けた事が無い方はこれが一番気になりますよね。鍼施術で使用する鍼の太さは0.1~0.4mmと、その太さは人間の髪の毛位の太さです。鍼の先端が丸く加工されている特殊な鍼を使用しているため、基本的には痛みは感じません。また痛みを感じにくくする施術技術「押手」を使うことで鍼を刺す際の痛みを軽減しております。さらにリカバリー鍼灸院で使用する鍼は、国内一貫生産された鍼で、製品自体のクオリティーも世界トップクラスの安全性を誇ります。
それでも鍼が痛いと感じるタイミングはあるの?
「鍼施術で全く痛みを感じない」とは言い切れません。ここでは鍼施術で痛みを感じる場合のあるタイミングをご紹介します。
1.鍼が毛穴に刺さってしまったとき
鍼施術時に稀に鍼が毛穴に入ってしまう事があります。その時は少しだけ皮膚表面が「ピリッ」っとなる場合があります。
2.鍼に電流を流すとき
身体に打った鍼に低周波の電気を流す施術があります。これは深部の筋肉に効率的に刺激を与え、最短で筋肉のコリをほぐす療法になります。しかし慣れないうちは「チクチク」する感覚がある事があります。
3.身体に病気があるとき
内科疾患の病気や症状がある場合は、身体の感覚が敏感になるので鍼の痛みを感じやすくなる事があります。
上記の様な感覚があった場合は担当の先生に教えてください。鍼の位置や方向を変える、電流を調節する、鍼を打ち直す、等の対処を致します。
もし鍼が怖かったら刺さない貼るタイプの鍼もありかも!?
通常の鍼施術に抵抗がある方には、「鍼シール」という選択肢も有効です。通常使用する鍼とは全く異なり、鍼自体の長さは1~3mm程度です。特徴はシールで固定された鍼を皮膚表面に貼る事で、微弱な刺激が長時間続き、コリや痛みを軽減することができます。鍼シールを貼るときほとんど痛みを感じないため、安心して施術を受けられます。